2015.01.03 Sat

Written by EDGE編集部

高校&ユース

『数々の逆境でも勝利』高校サッカー2回戦 星稜 0(5PK3)0 鹿児島城西

写真:ADACHI MASASHI

星稜は大会直前の事故により、河崎護監督不在で試合に挑んだ。ジュビロ磐田内定のFW岩元颯オリビエら強力攻撃陣がそろう鹿児島城西を相手に0点で抑え、PK戦で勝利を手にした。

「河崎監督から自分たちのサッカーをするよういわれた」

キャプテンとしてチームをけん引するDF鈴木大誠は、恩師から受けたメッセージ通りの活躍を見せた。

試合は序盤から星稜が相手陣内で攻める時間が続き、前川優太と平田健人のダブルボランチを中心に、テンポよくパスをつないで崩していく。

「守備だけでなく、後ろからでも攻撃ができるチーム」と鈴木が話すように、自身も前線へ効果的なロングパスを供給する一方で、平田とともに「警戒していた」という鹿児島城西FW岩元颯オリビエら、強力アタッカーに対して1対1で優位に立つなど、チャンスを作らせなかった。

後半に入っても星稜ペースで試合が進むが、後半6分、チームは大きな痛手を負うことになった。

前線からの激しいプレスと果敢な仕掛けで、相手の脅威になっていたFW森山泰希がシミュレーションを取られ、2枚目のイエローカードで退場してしまった。

残り34分という時間を、数的不利で戦わなければならなくなった星稜。

しかし鈴木をはじめ、選手たちは冷静だった。

「副キャプテンでもある森山のために勝とうと、チームがより団結した」と振り返るように、さらに高い集中力を見せる。

その後も攻める姿勢を忘れることなく、素早い攻守の切り替えと全員がハードワークを続けたことで、得点こそ奪えなかったが失点をすることもなかった。

0-0のまま、勝負はPK戦に突入。ここでも星稜の選手たちは冷静だった。

「前回大会も2回戦と3回戦はPKで勝利した。80分を戦い終えたチームの雰囲気は、勝てたときと似ていたのでいけると思った。自信があった」

この鈴木の言葉どおり、鹿児島城西は1人が外したのに対し、先攻の星稜は5人全員が成功。

数々の逆境を跳ね返した星稜が、3回戦に駒を進めた。

「チーム全体で熱い気持ちが最後は出た。これを今後も続けていきたいし、監督不在の中で自分たちがもっとしっかり気を引きしめていかなくてはならない」(鈴木)

今後も難局が続くが、磨き上げた団結力で跳ね返す覚悟はできている。

星稜は簡単には屈しない。そう印象づけた初戦であった。

 

【星稜対鹿児島城西 試合後のコメントはコチラ

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事