2016.02.09 Tue

Written by EDGE編集部

インタビュー&コラム

【久保田コラム】チームづくりと、乃木坂46 のはなし

理解と愛情で、個性が輝き出す

もちろんそこには彼女達に対しての愛情があるから、決して嫌味にはなりません。結果、その「ちょっと欠けているところ」はそのメンバーにしかない「魅力」へと生まれ変わり、だから僕らファンも、メンバーに対してより親しみを持つことができるんですよね。

短所=魅力。

そしてその一人一人の「イジりどころ」を彼らは事細かに覚えていて、話の流れの中で、この話題ならこいつ、この話題ならこいつ…というふうに、アドリブですぐに振ってあげる。この頭の回転が、天才的に早い。そのおかげでまたもや、そのメンバーの魅力がさらに際立ってくる。

さらに一人一人の特徴はもちろん、過去にこういうことがあった、◯◯は確かあの時こういうこと言ってたよな、こんなこともあったよな…ということをよく覚えていて、それをさりげなく話の中に盛り込んで、彼女達を「おいしい」主役にしていくわけです。

バナナマンの2人は彼女達への理解が深く、さらに滅多に口には出さないけれど、厚い愛情に溢れている。それが、画面を通していつも伝わってきます。

新しいシングル曲が発売されるたびに、番組内で行われる「選抜メンバー発表」の場で、選ばれたメンバー達が一人一人、想いを語ります。そこではありきたりの言葉だけでなく、それぞれの弱さもさらけ出す。立派でもない、優等生的でもない、たどたどしく話す子もいる。でも他のどの番組よりも、他のどのグループよりも一番、彼女達の素の部分、本当の心情が伝わってくる。

彼女達がそうやって心情をさらけ出せる懐の大きさを、バナナマンの二人は持っています。彼女達が心から安心して話しているのが、観ているとよくわかるのです。

そんなバナナマンのお二人ですが、時には熱くなることもあります。

握手会で「強みもないのに、ここに入れてラッキーだね」とファンに言われたというメンバーがいました。

それを打ち明けて涙を見せる彼女に対し「そんなこと言うやつ、クズだから。そいつの人生なんてカスだから。そいつよりも絶対に頑張ってるんだから」と、設楽さんが過激な発言をすることもありました。

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バナナマンは選手(乃木坂46)を輝かせる、名コーチである

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