2016.01.21 Thu

Written by EDGE編集部

インタビュー&コラム

【久保田コラム】8人制サッカーなんてやめてしまえ、のはなし

大好評の久保田コラム。今回は「8人制サッカー」についてです。8人制という「禁断のおもちゃ」を手にした指導者たちが、実際に現場で行っていることとは? 指導者アンケートを元にあぶりだした「8人制の是非」を問うコラムをご覧ください。(文・久保田大介/SUERTE juniors 横浜)

edge002

今回は、ジュニア年代において、当たり前となった「8人制」について。

まず始めにハッキリ言うと、僕は8人制が嫌いです。嫌いという言い方に語弊があるのならば、わかりやすく言うと

「みんな、8人制は素晴らしい! とか言うけどさ、本気で選手を育成しようとするならば、本気で子ども達に試合を楽しんでほしいと思うのなら、本気でサッカーを知ってほしいと思うのなら、8人じゃない方がいいんじゃね?」

これが本心です。

そしてこれは自分が現場で感じる肌感覚ですが、協会から与えられた「8人制」という「禁断のおもちゃ」の使い方を、明らかに履き違えてしまっている指導者が多い。

8人制はあくまでも子ども達が成長するためのツールであって、それをヒートアップせず、目の前の子ども達にとってどういう使い方がベストかを考えないといけない。

それは週末の試合に勝つためではなく、この子達が中学に行った時に、スムーズに11人制に移行できるための前段階として捉えつつ、その中でサッカーの本質や原理原則をどう伝えていくのか。

それが大切なはずなのに、目先の試合に勝つことに夢中になり「8人制で勝つための練習をしなきゃ」とか平気で言っちゃう人が多いわけです。

その弊害はこの後たっぷり書きますが、とにかく「自分にとって使いやすいおもちゃ」を手に入れた大人が、それを悪用しているケースが多いのならば、もういっそのこと8人制なんてやめてしまえ! と、僕は本気で思っています。

お前の肌感覚や好き嫌いで書くなと言われるかもしれませんが、コラムとはそういう場なので、ひとまず我慢してお付き合いください。

そして今回、このコラムを書くために、各地域のたくさんの指導者の方々にアンケートを実施しました。協力して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

<次ページ>
8人制になり、試合に出場できる選手が減っている!

1 2 3 4

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事