2015.12.14 Mon

Written by EDGE編集部

インタビュー&コラム

「サッカーに注いできた情熱を、ITビジネスに活かす」元Jリーガー・小林康剛の挑戦

中村:最初は試用期間があったわけですよね?

小林:3ヶ月は試用期間でした。入社してからは、現役時代とは生活リズムからなにから、全然違いましたね。

佐々木:小林の場合、時間がかかるなとは思っていました。パソコンを触ったこともないし、Facebookは見るだけでTwitterもやっていない。どうやって情報を得ているの? と聞いたら「それほど、自分から情報を取得することはないです」と。うちの会社の基本的な業務は営業か映像制作のどちらかなんですね。性格的に見ても営業に向いているとは思えないけど、いまからITのエンジニアになるのも厳しいかなと。彼に営業と映像制作、どっちがやりたい? と聞いたんですよね。そこで営業と答えたら、半年はかかるかなと思っていました。でも、そこで「映像制作がやりたいです」と言ったので、いまは映像のディレクションと編集をやってもらっています。

中村:そこで佐々木さんが凄いなと思うのは、自社で働けるレベルに引き上げようという気持ちというか、小林さんに対する愛情がありますよね。

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佐々木淳(ささきじゅん)。1982年、東京都生まれ。東京ヴェルディのJrユースを経て、東海大菅生高校時代には全国高校サッカー選手権大会に出場。大学卒業後、不動産、人材営業などを経て、2010年に㈱フォトメを立ち上げ、代表取締役に就任。「Footi」や「TUESDAY FOOTBALL」など、動画を中心としたサッカーコンテンツの他に、ゲームアプリの制作も行っている。


佐々木:
小林の根底にはプロで培ってきた「あきらめない気持ち」があると思うんですね。仕事はどんな職種であっても、あきらめずに情熱を持ってやり続けることがすごく大事で、そのファイティング・スピリッツを持っていると思ったんですよね。

小林:現役を続けるか、辞めようかと考えていたときに、色々な方に相談させてもらったのですが、みんな「プロで16年間やってきたんだから、どんなことでも乗り越えられる」と言ってくれたんですね。ただ、会社に入ってみてサッカーをがんばることと、仕事をがんばることは種類が違うなと感じています。当たり前ですけど今の仕事でのスキルも知識もないので頑張る術というか引き出しがなくて。最初のミーティングではITの専門用語が飛び交って、何の話をしているかわかりませんでしたし。いまもわからないことはたくさんありますが、その都度自分で調べたり、スタッフに教えてもらったりしながらやっています。

中村:入社した当初、仕事が嫌になったり、向いてないんじゃないかと思ったことはなかったですか?

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Jリーガーだった強みを生かして、オリジナリティ溢れる映像制作をめざす

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