2015.12.14 Mon

Written by EDGE編集部

インタビュー&コラム

「サッカーに注いできた情熱を、ITビジネスに活かす」元Jリーガー・小林康剛の挑戦

好評連載「アマチュアフットボーラーたちの挑戦」。5回目のゲストは㈱フォトメの佐々木淳さんと小林康剛さんです。佐々木さんは東京ヴェルディのJrユースでプレーし、東海大菅生高時代には高校サッカー選手権に出場しました。大学卒業後、不動産、人材営業などを経て、2010年に写真とITを融合させた㈱フォトメを立ち上げ、代表取締役に就任。フォトメではサッカーの映像事業を中心に、元Jリーガーを積極的に雇用するなど、サッカーとビジネスの新たな関係を構築しています。同社の映像事業で働くのが、かつて鹿島、仙台、川崎、水戸、徳島、岡山、福島でFWとしてプレーした小林康剛さん。JリーガーからIT業界へ転身し、新たなチャレンジのまっただ中です。かつてツエーゲン金沢のゼネラルマネジャーを務め、FC東京の営業部を経て、現在は保険会社で働く中村篤次郎さんの進行のもと、話はサッカー×ビジネスをテーマに進んでいきます。(構成・鈴木智之/フットボールエッジ編集長)

【前編はこちら】

中村:フォトメ誕生までの経緯を伺ったところで、小林康剛さんに登場頂きましょう。

小林:よろしくお願いします。

中村:小林さんはJリーガーとして、川崎フロンターレ、ベガルタ仙台、徳島ヴォルティスなどで長くプレーされましたよね。

小林:はい。16年プロとしてプレーし、2014年の12月に引退しました。

中村:本当に、つい最近まで現役選手だったわけですよね。

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小林康剛(こばやし・やすたか) 1980年、茨城県生まれ。鹿島ユースを経て、鹿島アントラーズに加入。その後、ベガルタ仙台、川崎フロンターレ、水戸ホーリーホック、徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山、福島ユナイテッドでFWとして活躍。2014年の引退後、株式会社フォトメに入社し、映像制作等を担当している。J2通算208試合出場、38得点。


小林:
でも、自分的には最近という感じがしないんですよね。フォトメに入って働いていると、あれ、俺、去年までサッカー選手だったんだよなって思うこともあります(笑)。もっと昔のような気がして。

中村:引退するとき、チーム(福島ユナイテッド)からは何と言われたのですか?

小林:選手として契約はしないけど、指導者として残るのはどうかという話を頂いたのですが、当時は現役にこだわっていたので、お断りをしました。そしてツテを辿って、タイでチームを探してもらっていました。

中村:練習参加まではいかなかった?

小林:色々探して頂いたんですが、チャレンジしようと思える条件ではなかったので断念しました。

中村:チームが決まらないまま1月になり、焦りはなかったですか?

小林:12月から1月までの1ヶ月間は、いままでで一番悩んだ時期でしたね。当時は現役を続けようと思って、ありがたいことに国内の他のクラブからのオファーもあったんですね。

中村:結果的に、その話に乗らなかったのはなぜですか?

小林:その話を頂いたのが1月中旬だったのですが、その頃にはサッカー選手をスパっと辞めて、違うところで挑戦しようという気持ちが沸き上がってきた頃だったんです。そのオファーが12月の最初に来ていたら、違っていたかもしれません。

中村:現役を続けるか、引退するかという葛藤はありました?

小林:結構ありましたね。

中村:最終的に現役を辞める決め手となったのは?

小林:考える時間が経つにつれて現役に対する思いが薄れてきたのはありました。下のカテゴリーでプレーして、そこからステップアップするのも厳しいとも感じてました。色々な方に相談しながら、最終的には自分で決断しました。

中村:そこから、フォトメの佐々木社長に会うわけですよね。

小林:2015年の1月の終わりごろに、初めて佐々木さんにお会いしました。

中村:どういうきっかけで出会ったのですか?

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友人のフェイスブックがきっかけで、㈱フォトメの佐々木社長と出会う

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