2015.10.08 Thu

Written by EDGE編集部

インタビュー&コラム

「Jリーグから東京都リーグへ。ビジネスの場で挑戦を続けるFWのネクストステージ」Criacao・岡本達也(1)

好評連載「アマチュアフットボーラーたちの挑戦」。4回目のゲストは㈱Criacao(クリアソン)の岡本達也さん(写真左)です。岡本さんはジュビロ磐田ユースを経て、ジュビロ磐田、順天堂大学、水戸ホーリーホック、ガイナーレ鳥取でFWとして活躍後、2015年に引退。現在はブラインドサッカーを使った企業向けの研修やアパレル、栄養など、多ジャンルに渡って事業を展開する㈱Criacao(クリアソン)で働いています。今年までJリーガーだった『アマチュアフットボーラー1年生』の岡本さんは、活躍の場をビジネスに移し、何を感じているのでしょうか? かつてツエーゲン金沢のゼネラルマネジャーを務め、FC東京の営業部を経て、現在は保険会社で働く、中村篤次郎さん(写真右)が聞き手をつとめる連載をお届けします。(構成・鈴木智之/フットボールエッジ編集長)

中村:「アマチュアフットボーラーたちの挑戦」も、今回で4回目になるのですが、元Jリーガーの方は初めてです。

岡本:そうなんですか。よろしくお願いします。

中村:もともと、僕らには共通の友人がいたんですよね。

岡本:上田康太(ジュビロ磐田)ですね。

中村:そう。上田康太君と私は2年前の正月に初めて会って、沖縄で他のプロアスリートと一緒に自主トレをしました。

岡本:自主トレの話を、康太から聞いてびっくりしました。「あのひと、何者? 止めないと、僕らと同じメニューをやろうとするんですよ」って。

中村:周りの選手の足を引っ張ってはいけない一心でやりました(笑)。そのときに康太君から「今度、親友の結婚式のスピーチをするのですが、文章を考えているので見てもらえませんか?」と相談されて。その親友というのが、後から知ったのですが岡本さんだったんです。

岡本:その話を聞いて、びっくりしました。康太がしてくれたスピーチが、すごく良かったんですよ。彼の人柄が出ていて、非常に温かくて。いまでも覚えています。

中村:そんなつながりから、今回は対談ということで、よろしくお願いします。

岡本:こちらこそ、よろしくお願いします。

中村:まずキャリアの話からさせてもらうと、岡本さんはジュビロ磐田ユースを経てトップに昇格した後、1年でジュビロを退団し、順天堂大学のサッカー部で4年間を過ごしましたよね。

岡本:そうですね。

中村:大学卒業後に水戸ホーリーホックで2年、ガイナーレ鳥取で2年プレーをして、今年の3月から、株式会社Criacao(クリアソン)で働きながら、東京都社会人1部リーグのCriacao(クリアソン)でプレーをされていますが、どういう理由で入社することになったのですか?

岡本:今年の2月に現役を引退して、次の仕事をどうしようかと考えていたときに、地元の浜松から東京に1週間ほど出てきて、色々な人に会ったんですね。そのなかに弊社の丸山(和大/クリアソン代表取締役)がいました。彼と話をしていく中で、これだけ思いを持って、仕事に取り組んでいる人がいるんだと感銘を受けたんです。僕が持つ仕事のイメージというのは、お金を得るために働いていると思ったんですよ。もちろん、仕事をする上でお金を生み出すのは大事なのですが、丸山を始め、Criacao(クリアソン)のメンバーはそれだけが目的ではなく、自分の信念や思いに向かって突き進んでいる。その手段がビジネスなんですね。丸山と会って、仕事に対するイメージが変わりましたし、こういう働き方をしている人もいるんだ。素敵だなと思いました。

中村:丸山さんと最初に会ったときに、具体的なビジネスの話をしたのですか?

岡本:最初はほとんどしませんでした。僕自身、プロ選手をやめたばかりで社会のことを何も知らなかったので、そこで就職するのも得策ではないと思ったんですね。そう考えていたら、丸山がうちで3ヶ月間インターンをして、色々な世界を見たほうがいいよと言ってくれて。

<次ページ>サッカー界をより良くするために、ビジネス面からアプローチする面白さ

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