2015.08.31 Mon

Written by EDGE編集部

Jリーグ&国内

ジュニアサッカーワールドチャレンジ2015 準決勝でFCバルセロナに勝利した東京都U-12・米原監督コメント

 

――監督自身、去年の経験(注:決勝でバルセロナに敗戦)を経て、今年に活かすことができた部分はありますか?

米原:去年は真っ向勝負を挑もうとしたのですが、選手に、僕が思っていた「行ってほしい意識」が伝わらなくて、最初に構えてしまって、あっけなく裏を取られて、立ち上がりにやられた経験がありました。今年に関しては、選手選考の段階で守備の部分で献身的にやってくれる選手を選びました。準決勝は苦しい時間がありましたが、ボールを掻き出したり、凌いだりしてくれる選手を選考しました。

――守備がうまくハマったのが勝因だと思いますが「ジュニア年代の守備」についてはどのように考えていますか?

米原:守備というと、マンツーマンでついて1対1をやらないとか、そういうところなんですけど、オンのところとオフのカバーをどこに持っていくのか。一番近い人のカバーなのか、大外のカバーなのか。僕は、1人で相手選手2人を見ることもあると考えていて「マークをすることよりも、カバー優先だよ」と伝えていたので、スライドやカバーリングは相当速くなったと思います。集まった最初は、みんな人についてしまって、相手チームにスコンと行かれるぐらい間があったのですが、そこの距離感とプレスバックをしっかりやってくれたと思います。

――チームとして、練習ができたのは数日と聞いていますが、その中で守備の意識を植え付けられたのでしょうか?

米原:中学生相手に練習試合をする中で、選手個別にアドバイスをしたり、グルーピングしながらやっていたのですが、その中で、身体の強い選手、足の速い選手、読みの良い選手といるので、こういう距離感をとってほしいとか、ここは相手を離しても、キミはスピードがあるから大丈夫だから、ラインを高めに設定していいとか、個別でやっていました。

――バルセロナの17番(ママドゥ・バ)は縦への突破力がある選手でしたが、どのような対策を?

米原:うちの左サイドバック(4 森次結哉)は、もともと中盤の選手で、守備を重視するよりもボールを滑らせたかったので、選考のときから、左サイドバックに置きたいと思っていました。実際に練習をすると、思いのほか1対1が強くて、ボール奪取がうまい。奪った後のフィードもいいので、心配はしていませんでした。それとセンターバックのカバーリングが相当よくなっていたので、カバーリングで行けるかなと思い、特別に警戒はしていませんでした。それよりも、14番(エリック・ベガ)のフリーキックと、8番(シャビ・シモンズ)にボールが入ったときの、攻撃のスイッチが入るところ。10番(マルク・ペラス)のポジショニングがいやらしく、結果的に彼にやられてしまいました。あそこは警戒していたのにやられたので、見事でしたね。

――バルセロナの8番(シャビ・シモンズ)の印象はいかがでしたか?

米原:初速というか、ボールを運ぶときのスピードの上げ方はすごいと思うし、あとは負けん気ですよね。一番印象に残ったのは、ドリブルでつっかけていって、うちの選手に奪われたあとに、スライディングで取り替えした場面。ああいうところは、いい選手の条件なのかなと思いました。5年後、楽しみですね。

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