2015.04.09 Thu

Written by EDGE編集部

育成・トレーニング

サッカーは戦術だ!と言っていた村松尚登さんが、なぜいまコーンドリブル等の反復練習をしているのか?

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◆テクニックの反復練習で、正しい身体動作を習得する

化けるには体と心のリセットと鍛錬が必要。体に染み付いている身体動作の悪しき習慣を取り除き、理にかなった身体動作を改めて習得すること。動物や赤ちゃんのような、力感のないしなやかな動き。心に染み付いている悪しき習慣、ミスへの過度の恐怖、コーチに怒られることの恐怖、急いで速くプレーする意識から生まれる焦り、早い判断をしようとする焦り…。

それらをリセットし、脳の情報処理をスピードアップしながら、とっさの動きに対応出来る身体動作、ミスした後、次の足がとっさに出て無意識に繰り出すテクニック。相手の最後の一歩(一手)を見て、判断や動作をギリギリで変えられる(やめられる)こと。身体が動くから判断の選択肢が増えるし、高レベルな後出しジャンケンができる。

そのための反復練習。ボール扱いのための反復練習ではなく、身体動作のための、様々なリフティングやコーンドリブル。どうせならボールがあった方が楽しいし、子供達はドリブルの練習をしているつもりでも、実は力まない、しなやかな身体動作、体重移動ではなく重心移動が出来るようになるためのコーンドリブルやリフティング。「練習による、良い副作用」を、村松さんも常に探求し続けているんですね。

日本には、化けるためならば「練習の虫」になれる子供がいる。

日本は、化けるための身体動作や脳トレのノウハウの宝庫。

そこに「日本人だからこそ出来ること」のヒントがあるのではないかと、村松さんはまとめられていました。

僕も、思うところは沢山あります。これは一例ですが、以前剣道の先生から話を伺った際、その先生が言うには「人は、息を吐く瞬間はとっさに動けない」そうです。「サッカーで1対1をする時は、相手が息を吐いた瞬間を見極められれば簡単に抜いていけるよ。そういうの、教えられるのになぁ」と仰っていました。こうした日本の伝統的な他競技の方からも、学べるところは沢山ありますよね。

そう考えると、探究することはめっちゃ楽しいです。そしてこの探究心をなくした時こそ、指導者を辞めなければいけないのだと思います。

<次ページ>常識を疑うこと、生み出すこと、試行錯誤することを楽しいと思える遊び心

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