2015.04.08 Wed

Written by EDGE編集部

育成・トレーニング

【インタビュー】育成年代のリーグ戦文化定着へ。東京・神奈川を中心に誕生する「U-11プレミアリーグ」とは?

937A2919

――U-11プレミアリーグのシステムはどういうものですか?

鈴木:各都道府県、最大10チームのリーグ戦を行います。神奈川に関しては、初年度の参加クラブは、私の方で声をかけさせて頂きました。今後は参加を希望するクラブも増えてくると思うので、2部制にして、1部の下位と2部の上位クラブの昇格・降格を考えています。試合形式は10チームによる2回戦総当たりで、8人制で行います。1試合は15分ハーフです。5分のハーフタイムを挟んで、前後半の戦いを経験する意味でも、前後半を分けました。

南里:試合時間は悩みました。25分1本でもいいのですが、前後半を分けたほうが、大人のサッカーに近づきますし、ハーフタイムを挟んで選手を替えたり、戦術を変更することもできます。

佐々木:試合時間に関しては、地域ごとにルールを変えてもいいと思っています。会場の都合もあるでしょうからね。いまのところ神奈川と東京は15分ハーフで行う予定です。

鈴木:審判に関しても、1人制か2人制にするかで悩みましたが、神奈川と東京は2人制で行います。優勝や昇格・降格がかかる試合で1人の審判となると、とくにオフサイドの微妙な判定がしづらく、それが試合結果に大きな影響を及ぼすと考えられます。審判はお父さんコーチが担当する場合もあると思うので、過度なプレッシャーを避けるためにも2人制を考えています。ただこれも、地域ごとにローカルルールを採用してもいいと思います。当然、1人制を採用する県があってもOK。その辺は臨機応変にできればと思います。

南里:最初は色々な問題が出てくると思いますが、まずは自分たちでリーグ戦をやってみようと。やりながら、より良くしていければと思っています。1年間に2回対戦する、ホーム&アウェイ方式で戦うことで、子どもたちだけでなく指導者も対戦相手を分析して、前回の対戦を踏まえたチャレンジができる。これもリーグ戦の醍醐味だと思います。東京は私が声をかけさせて頂いたのですが、参加したいチームがすぐに集まりました。みんな、5年生の試合環境の少なさは危惧していたんですよね。

佐々木:リーグ戦にすることで、招待杯やトレーニングマッチにはない緊張感の中で試合をすることができますし、個人賞なども選定する予定なので、年間を通したモチベーションの維持も期待できます。試合結果などは『フットボールリーダーズ』のHPを通じて発信していきますし、注目試合の動画や得点場面などもインターネット上で公開することができればと思っています。

鈴木:来年の3月には、神奈川と東京、千葉、埼玉、栃木の上位チームが一同に介した「チャンピオンシップ」を行う予定です。

南里:これをサッカー協会ではなく、育成の裾野を担う、街クラブが主催してやることに意味があると思っています。スペインやオランダなど海外に行って感じたのは、毎週末のリーグ戦が強化にもたらす影響です。週末の1試合、2試合をすごい集中力とインテンシティでプレーし、全力を出しきる。本来、1試合ですべてを出しきるのがサッカーであるはずなのに、こと4種年代では1日に、同じ選手が何試合もこなす現状があります。強度が低いままプレーしてもなかなか強化にはつながりません。環境づくりも含めて、我々指導者ができることはもっとあるはず。そう考えてプレミアリーグを立ち上げました。これをきっかけに、街クラブと少年団とJクラブが一緒になって交流し、日本のサッカーがより良くなるための活動につなげていくことができればと思っています。

<U-11プレミアリーグ公式HP>

<あわせて読みたい>
プレミアリーグ神奈川 U-11 2015-16 誕生!

1 2

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事