2015.04.08 Wed

Written by EDGE編集部

育成・トレーニング

【インタビュー】育成年代のリーグ戦文化定着へ。東京・神奈川を中心に誕生する「U-11プレミアリーグ」とは?

写真:Hirama Takashi

2015年4月18日、関東近県で誕生予定の『プレミアリーグU-11」の先陣を切り、『プレミアリーグ神奈川U-11』の第1節が開催される。そこで今回は、プレミアリーグの発起人である『フットボールリーダーズ』の佐々木和之氏(目黒区サッカー協会)、南里雅也氏(FCプラウド)、鈴木浩二氏(FC E'XITO YOKOHAMA)に、U-11年代のプレミアリーグ構想について話してもらった。草の根から日本サッカーにリーグ戦文化を植え付ける試みと、日本サッカーをより良くしたいという、若手指導者の心意気をお届けする。(Football EDGE編集長 鈴木智之)

――東京・神奈川を皮切りに、関東各県で「U-11プレミアリーグ」が誕生するそうですが、このリーグの前身であるプライベートリーグを企画・運営していた、鈴木さんにうかがいます。どのような経緯で、U-11年代のリーグ戦を立ち上げたのでしょうか。

鈴木:神奈川県にはU-11の公式戦自体が少ない現状があります。招待杯や練習試合はあるのですが、真剣勝負の場が少ない。これをどうにかしたくて、2013年に『マクドナルドプレミアリーグ U―11』を立ち上げました。もちろん、Jクラブや強豪街クラブが主催するリーグ戦はありましたが、いわゆる普通の少年団を始め、それほどレベルの高くないクラブは参加することができません。ただでさえ能力に差がある選手たちが、5年生になって真剣勝負の場が減ることでさらに離され、6年生になると勝てなくなる現象が起きています。試合経験の差がつくことは、選手の成長にも影響が出てしまう。そう考えて、一昨年、近隣の親交の深い強豪クラブに声をかけて6チームによるリーグ戦を立ち上げました。それが今回発足する『プレミアリーグ』のもとになっています。

南里:私はもともと埼玉で1種やフットサルの指導をしていて、1年前に東京でジュニアのクラブ(FCプラウド)を立ち上げました。鈴木さんと話をする中で、その取り組みはすばらしいので、東京でもやろうと思い、プレミアリーグ東京の事務局を私と目黒区サッカー協会の佐々木和之さんとで作りました。そして鈴木さんも含め、我々3人が主宰している、指導者が学ぶ組織「フットボールリーダーズ」がプレミアリーグの全体を運営することになりました。

佐々木:街クラブの指導者は企業であったり、メーカーであったり、様々なつながりがあります。いままでは個人個人でつながっていたものを、みんなで合わせてやることで、より大きな広がりになるのではないかと思っています。プレミアリーグにしても、リーグを運営していく面で必要なボールを始めとする用具や、選手に渡すトロフィー、賞状など、協力して頂ける方たちに提供してもらえる仕組みを作ろうと考えています。いまは東京と神奈川が中心に動いていますが、千葉や埼玉、栃木でもプレミアリーグが発足する予定です。運営面でうまくいくスキームを示すことができれば、他の地域の方にも真似して頂けますし、全国に広がればいいなと思っています。

<次ページ>来年3月には関東各県の上位チームが集結し「チャンピオンシップ」を開催

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