2015.04.02 Thu

Written by EDGE編集部

ヨーロッパ

サッカー発祥の地イギリスで“戦う気持ち”と“自立心”を身につける。アーセナルSS市川 遠征記(前編)

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◇強豪との対戦で感じた“インテンシティの違い”

31日は、この遠征一番の目的である試合の初戦。この日の対戦相手『PRO-DIRECT ACADEMY』は世界最大のサッカーシューズ販売サイト『PRO-DIRECT』が運営するサッカークラブで、プレミアリーグに何人もの選手を輩出している強豪チームだ。

最初の対戦相手である、PRO-DIRECT ACADEMY U-15にはレベルの高い選手がそろっていた。これまで私が見てきた例として、日本のチームが海外のチームと最初に試合をするとき、海外のチームに圧倒的に押し込まれる場面が多い。日本のチームは日頃のプレーインテンシティが低いため、相手のパワーやスピード、球際の激しさに圧倒されてしまうのだ。

私は、アーセナルSS市川の選手たちがそうならないように、戦う気持ちを求め、戦意を鼓舞して試合に臨んだ。だが、相手の予想以上のハイプレッシャーとスピードに、防戦一方になってしまった。結果的に前半の早い時間に失点をしまい、後半も相手の勢いに対応できず、無得点で敗れてしまった。

ただ、試合中に2度、これまで練習してきた理想的な展開が見られたのは、明るい材料だった。

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続くU-14はU-15の試合を見て、反省点を修正して臨んだこともあり、このチームの特長である細かなパスワークで相手を翻弄する場面も数多く見られた。しかし、不用意なミスからカウンターを食らって失点。さらにはセットプレーでも追加点を奪われ、こちらも敗戦となった。

最後の望みを託されたのがU-13チーム。彼らは先月まで小学生であり、今月、中学校に入学する選手たちだ。ボールもそれまでの4号球から5号球になり、大人のサッカーへの第一歩を踏み出したばかりである。

そんなU-13の選手たちだが、それまでのU-15、U-14の悔しさを晴らすような戦いを見せてくれた。なかでも、ファイティングスピリットと球際の激しさは相手を上回るほどで、この日、初勝利をチームにもたらせてくれた。

<次ページ>日に日にたくましくなっていく選手たち

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