2015.04.02 Thu

Written by EDGE編集部

ヨーロッパ

サッカー発祥の地イギリスで“戦う気持ち”と“自立心”を身につける。アーセナルSS市川 遠征記(前編)

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2014年4月、千葉県市川市に発足したアーセナルサッカースクール市川には、4歳から15歳まで300人以上のサッカー少年&少女が通っている。このクラブの特長は専有の人工芝フルピッチコートを使用していることに加え、多くのスクールと違い、ジュニアもジュニアユースもスクールとは別にチームとして活動していること。ジュニアユースは4月に控えた『日本クラブユース選手権県予選』に向けて、3月29日から10日間、U-13~U-15カテゴリーの選手40名でイングランド・アーセナル遠征を行っている。多感な中学生がサッカーの本場で何を感じるのか? イングランド遠征の模様を2回に渡ってレポートする。(文・写真 幸野健一/アーセナルSS市川代表)

◇現地のコーチに徹底して要求された“アーセナルスタイル”

3月29日、羽田空港から直行便でロンドンに着いたアーセナルSS市川ジュニアユース。翌30日の朝から、アーセナルの下部組織コーチ4人によるトレーニングセッションが始まった。日頃からアーセナルらしい“ダイレクトプレー”や“ゴール前でのクリエイティビティ”を要求するトレーニングメソッドで練習を行っているが、現地のコーチたちは選手たちに、徹底してアーセナルスタイルを求めてきた。

たとえば『ボールを奪ったら、両サイドはすぐに幅を作ること』。さらには『ボールを受ける前の予備動作と、ボールを受けてからの素早い判断』。『オフザボールの時は常に、トライアングルを作ること』『必ず動きながらボールを受けること――』。

これらは日本でも当たり前のように言われていることだが、現地のコーチ陣はすべての練習において、しつこいほど選手たちに要求し、無意識にできるようにコーチングをしていた。

それだけでなく、狩猟民族であるイギリスの選手たちが、当たり前のように持っている『ファイティングスピリット』が足りない選手に対し、容赦なく戦うことを求めていたのも印象深かった。

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午前中のトレーニングを終えると、午後はアーセナルのホームである、エミレーツスタジアムのスタジアムツアーに参加した。アーセナルSS市川の選手たちは、4月5日にエミレーツで行われる予定のプレミアリーグ、アーセナルvsリバプール戦を観戦予定のため、高ぶる気持ちを抑えられず、スタジアムツアーで大興奮している選手もいた。

当然のことながら、アーセナルSS市川にはアーセナルが好きで入って来た選手も多い。そのため、エミレーツスタジアムの見学はことのほかうれしかったようで、オフィシャルショップで袋いっぱいにアーセナルグッズを買い込む選手もいた。

<次ページ>強豪との対戦で感じた“インテンシティの違い”

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