2015.03.26 Thu

Written by EDGE編集部

Jリーグ&国内

アマチュアフットボーラーたちの挑戦 第1回 中村篤次郎(前編)

日本にはサッカーを楽しむ子どもがたくさんいます。幼稚園から高校、大学まで、多くの人たちがボールを追いかけ、汗を流し、楽しんでいます。しかし大人になると、いつしかボールを蹴ることから離れていきます。「昔はよくサッカーしていたんだけど、最近ぜんぜんやってないなぁ…」という方は多いのではないでしょうか。「いい大人が真剣にサッカーを楽しむ」。これって、結構イイんです。フットボールエッジはいい年をして、毎週末、真剣にサッカーを楽しむオトナを「アマチュアフットボーラー」と定義しました。この対談を読んで、またサッカーがしたくなった。何かスポーツを始めたくなった。そう思っていただけたら本望です。第一回目のゲストは保険営業の仕事をするかたわら、数チームを掛け持ちし、ボールを蹴り続けている「アマチュアフットボーラー」の中村篤次郎さんです。(聞き手 鈴木智之/フットボールエッジ編集長)

――さて、フットボールエッジの新企画です。中村さんあっての企画という気もしますが。

中村:よろしくお願いします(笑)

――もともとは「アアマチュアフットボーラー」というテーマで、社会人としてある程度の地位につきながら、サッカーと真剣に向き合い、楽しんでいる人たちに話を聞いてみたら面白いのではないか。社会人になってもサッカーは楽しめるし、すごくたくさんのことをサッカーは与えてくれるよね。そんなことをふたりで話しているうちに、今回の企画が誕生しました。

中村:そうですね。私と鈴木さん(編集長/聞き手)は毎週末、サッカーをする仲間ですし、僕らの周りには40歳を過ぎても全国大会をめざしてプレーしたり、大人のチームを作って合宿に出て、20代を相手に試合をしたりと、様々な形でサッカーを楽しんでいる人がいます。

――サッカーの強い国は子どもから大人まで、多くのアマチュアが、日々ボールを蹴っています。国としてサッカーが強くなるには「グラスルーツ」の充実、つまり多くの人がプレーを楽しむことも重要で、サッカーを見るだけでなくプレーする人が増えれば、いま以上にサッカーを大切なものとして扱ってくれる人が増えることになります。そうなったときに、日本にサッカー文化が根付くのではないかと思うんです。

中村:そう思います。老若男女それぞれのレベルに応じて、楽しめる場がもっと沢山あって良いと思います。

◇9チームに所属し、年間79試合プレー

――中村さんは会社員として働きながら、毎週末サッカーをプレーされていますよね。何チームに所属して、年間何日ほどプレーしているのですか?

中村:いまは9チームです。毎週末に試合を行うとすると、これ位所属していないと試合数が確保できないんです。昨年は79試合プレーしました。でも、私は子どもの頃からサッカーをやっていたわけではないんです。もともとは野球少年でした。

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――それが、どうしてこれほどサッカーをするようになったのですか?

中村:単純ですが、楽しいからだと思います。私はサッカーの一番の楽しさは「考えてプレーする」部分だと思っています。野球はある程度、監督のサイン通りにプレーすることが求められますが、サッカーは自由です。自分で考えて決断することができますし、チームメイトのためにプレーができる部分が、性格的に合っているのもあると思います(笑)。あとはチームメイトとの出会いも大きいですね。サッカーコンサルタントの幸野健一さん(アーセナルSS市川代表)を始めとするサッカー仲間に出会って、毎週末のように都内の人工芝や天然芝のすばらしいピッチでプレーする機会を得られています。

――僕も恩恵を受けているひとりです。

中村:30歳を過ぎた頃から、仕事や子育てなどが忙しくなり、ボールを蹴るのを止めてしまう人も多いと思います。でも幸いなことに、私の周りには40代、50代になってもボールを蹴り続けている人がいます。私もそうですが、週末にサッカーをするために平日の時間の使い方やスケジューリングを工夫したり、仕事を残さないように頑張れば、仕事も趣味も充実します。時間がないのを言い訳にしたり、あきらめる事はないと思うんです。

<次ページ>ツエーゲン金沢の初代GMを経て、FC東京へ

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