2015.03.16 Mon

Written by EDGE編集部

アジア

サッカーベトナム女子代表の乗松隆史監督に直撃インタビュー(後編)

写真:Matsuoka Kenzaburo

3月4日にベトナム女子代表監督に就任したばかりの日本人サッカー指導者、乗松隆史氏にベトナムフットボールダイジェスト編集部が直撃インタビューを行った。ホーチミン市で行われているベトナム女子リーグを視察中の乗松新監督に、就任後の意気込みなどを語ってもらった。【後編】(提供:VETNAM-FOOTBALL)

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――協会から達成ノルマなどは設けられていますか?

「今のところありません。ただ、就任記者会見でもありましたが、結果を求めながらも、若い世代育成も含めて、ゴールデンガールズ(女子代表チームの愛称)の将来に繋がるようなサッカーを構築して欲しいということは肌で感じています」

――これまでのベトナム女子代表のサッカーというと、引いて守ってカウンターというのが伝統でしたが、乗松監督は今後、どのようなサッカーを構築していきたいと思いますか?

「国民性や趣味嗜好というのも無視できない部分だと思っているので、守ってカウンターというのが、本当にベトナムに合っているのかというのをもう一度フラットな目で見る必要があると思います。その中で、本当にそのサッカーで勝機を見出せるようなら、その効率化を図るのもありだと思います」

「とはいえ、観ている人が興味をそそられるようなサッカーに変えていくことも必要です。これは世界のトレンドに近くなるということでもありますし、代表でも観客は面白いサッカーに惹かれますので、そういったことから、今まで目指してきたサッカーが本当にあっているかどうかを見ながら、エッセンスやスパイスとして他のものを提示していくことが第1段階だと考えています。その後、そういったものが根付いて、ベトナム女子サッカーのスタイルが確立するときがもう少し先に来るのではないかと思います」

――第1節を視察した中で、目に留まった選手はいましたか?

「何人か技術的にも特徴のある選手が見受けられました。個人的な見解ですが、ホーチミンのFWの9番(ベトナム代表のフイン・ニュー)は、技術的にも面白いものを持っていました。攻撃の際に良いポジショニングが取れていたことに加え、相手DFに対するチェイシングも出来ていたので、好みの選手だなと注目していました」

――ここからは少しサッカーとは離れるのですが、ベトナムという国の第一印象はいかがでしたか?

「今回の取材はホーチミンで受けさせてもらって、ホーチミンという街を見る機会を得たのですが、まずはハノイに入りまして、その時の印象は雨が多いなと。その前は沖縄にいたのですが、気候的には沖縄と似ていると感じました。あとは、やっぱりバイクの多さや交通事情を見て、人々のパワーに少し驚きました。また、日本の都会では失われつつあるような、人々の優しさや人懐っこさも感じました」

――最後に応援するファンやサポーターにメッセージをお願いします。

「5月にAFFの大会があり、9月に五輪のアジア予選に参加することが決まっていますが、5月までの準備期間でやれることと9月までの期間で再構築できることは、また変わってきます。その中でよりレベルアップした代表チームを見せられるよう一生懸命やることはもちろん、結果も含め、内容も評価されるように頑張っていきたいと思います」(提供:VETNAM-FOOTBALL)

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