2015.03.04 Wed

Written by EDGE編集部

ヨーロッパ

FIFA代表選風雲急、元スター選手立候補~ワールドカップ出場国数拡大が持論~

国際サッカー連盟・FIFAの会長選に立候補している元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏(42)が2月19日、ロンドンで公約を発表し、ワールドカップの出場国数を現在の32から40または48に拡大させる考えがあることを明らかにした。(提供:Japan In-depth/文・瀬尾温知)

国際サッカー連盟・FIFAの会長選に立候補している元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏(42)が2月19日、ロンドンで公約を発表し、ワールドカップの出場国数を現在の32から40または48に拡大させる考えがあることを明らかにした。

フィーゴ氏は「大会期間を3、4日延長すれば実現は可能。ヨーロッパ以外の国から出場チームを増やすことができる」と持論を語った。そして48チームに増やした場合は開催地を2つに分け、決勝トーナメントを1か国で開催するというプランを描いていることを打ち明けた。

主に右サイドでの攻撃時に華々しいドリブルを披露したフィーゴ氏は、レアル・マドリードやバルセロナで活躍。FIFA最優秀選手も獲得するなど輝かしい経歴を持つ。ディフェンダーを相手に切り返しのドリブルを巧みに織り交ぜながら仕掛けていくプレースタイルだった。

そういった現役時代のフィーゴは好みの選手だったが、会長選の公約となるワールドカップ出場国数拡大の提案に賛同するのは躊躇してしまう。出場国数を拡大する考えを公言したのは、ヨーロッパ以外の協会の理事たちから票を集めようとの狙いがあるのかもしれない。

現職のブラッター氏は1998年に会長に就任してから盤石の基盤を作り上げている。その牙城を崩すのは並大抵のことではない。だからこそワールドカップ改革という話題性で耳目をひこうとしているのだろう。

FIFAに新しいリーダーが誕生するところを見てみたい。それもフィーゴ氏のようなスター選手だった人物に代われば、サッカーがどう変化するのか興味もある。そうは言っても、ワールドカップ出場国が増えれば、実力の差がありすぎて勝敗の興味が薄れる試合が多くなるのは明々白々で、大会の品位というか偉容みたいなものが損なわれてしまう。

ただ、考え方を変えれば、大会に出場する国が増えれば喜ばしい事もある。開催地にはもっと多くの国々から人が集まるし(美女サポーターの世界地図が広がるという利点も)より多くの国が自国の応援に熱狂する姿を見ることができる。今よりもお祭り気分の要素が高まることになる。「参加することに意義がある」といった精神のオリンピックのように、祭典として楽しむ潮流になるのだろう。それはそれで素晴らしいことだと思う。

出場国が48になったらインド対ドイツといった別格の対戦が組まれることになるかもしれない。試合前から勝敗がわかる試合が増え、大会の偉容が損なわれてしまうのか。それとも、より多くの国の人々が大会期間を楽しむことのできる祭典に舵を切るのか。

選挙にはフィーゴ氏や5選を目指すブラッター氏ら4人が立候補している。5月29日にチューリヒで開催するFIFA総会で投票が行われ、サッカーの未来を掌握する会長が決まることになる。

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提供元  < Japan In-Depth >

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